ナンシー関の記憶スケッチアカデミー ナンシー関

「自分の絵に自身が持てる」という触込みで
絵心の無い私が思わず衝動買いしてした本。
ナンシー関」って何かきいたことあるけどよくしらないなぁ、
リリー・フランキー(語呂がね)みたいなもんか?って勝手に思ってました。

本業は消しゴム版画家。
ウホッ、胡散臭いなぁと思ってしまったが、
本著の各章(お題)の最後に立派な版画が掲載されている。
最初は立派すぎて絵かと思ったが、どうやら版画らしいし
しかも、消しゴムで作ってるってんで驚いた。


内容はというと、
通販生活の連載をまとめたもの。
お題を元に読者が記憶をたどった絵を
ナンシー関さんが選別し、鋭い突っ込みを入れていくという「だけ」のもの。


シンプルで他力本願なんだが、面白い。
もちろん狙ったものもあるんだろうけど、人の記憶とはこれいかに。
何度か腹を抱えて笑ってしまった。
元気になれます。きっと。


参加したくなったんだけど
残念ながら、2002年にご逝去されておりました。
この人面白いね。
(この本が面白くて、どんな人か気になってyoutubeさんで生前の映像をいくつか見させてもらいました。)