脳がシビれる心理学 読了

脳がシビれる心理学

脳がシビれる心理学

全然堅苦しい本ではなく、楽しく読めます。
心理学にまつわる少し変わった研究結果をたくさん紹介した本。
心理学ではどのように実験を行い、どういう結果があったのかというのを解説してくれています。

面白かった話

  • メンタルナンバーラインと呼ばれる、脳内に持つ数字の表象の話。
    左側が小さい数字、右側が大きい数字という認識を人は何故か持っており。そしてそれが縦軸方向にも存在する。
    (飛行機の座席は前が1から始まる)

  • ファーストインプレッションと半年後の評価は近しい
    (ファーストインプレッションの判断に長けている)

  • ジェームス・ヴィカリーのサブリミナル効果が嘘
    映画のフィルムに「ポップコーンを食べろ」、「コカ・コーラを飲め」というメッセージを密かに提示すると コーラが18%、ポップコーンが58%も売り上げがupした話は嘘

  • 女性は父親に似た人と結婚する
    血の繋がっていない親子でも相関があったため、遺伝ではなく環境に起因していると思われる。 また、父親を「優しい、温かい」と感じるほど確率は高い。

  • (赤)色の効果
    女性は赤を着ると魅力的に見える確率が上がる?
    スポーツでは赤色を着た方が勝つ確率が上がる?
    コーヒレンス閾(赤色を見続けると運動認識が下がる)が影響?

  • ナンパは晴れの日の方が成功率が高い

  • 酒は異性を魅力的に思わせる
  • 笑顔になって本を読むと面白いと感じる
  • 読みにくいフォントの方が記憶に残りやすい
  • 分析的思考は宗教的信念を弱くさせる
  • おしっこを我慢すると意思決定が我慢型になる
  • 演じると行動も引っ張られる
  • 「手を洗う」ことで認知バイアスをリセットできる
  • あくびは犬にも伝染する
  • 高い酒は美味しいと感じやすい