やりなおしの将棋 先崎学

本読んだらそのとき感じた事を文字にして残すのも良かろうと思い
いつまで続くか自信がないが、気楽に感想文程度のものでも書いてみることにした。


いきなり将棋という通好みなジャンルではあるが
なかなか面白いので紹介させていただきます。


なぜ、将棋?というところから書くと
梅田望夫さんの本を読んでいたわけなんだが
将棋がお好きらしく、エピソードや比喩として
時々出現してくるうちに、かつて小中学生の休み時間や
父親と指していたのをフッと思い出し
ちょっとやってみるかとネットで対戦(将棋倶楽部24)してみたものの
ボッコボコにKOされ、悔しさと勝ちたい一心で
将棋本を購入することを決意したというのが理由になります。長っ。


大変面白くウェブ時代そっちのけで読んでしまい
ついには将棋盤まで購入してしまった。
題名のように、私のように将棋を覚え直すという方は
買いでしょう。少ないかもしれんが。
でも、将棋できるとかっこいいぜ(思いっきり主観)。
来るよ、将棋時代。スイーツと将棋が結ばれる日もくるよ、いつか。


で、肝心の内容はというと、
前半は、駒の動かし方・ルール、序盤の攻め方など
「ああ、そういえばそうやった」的なことを
「こうしたらまずいで」という例を交えて解説してくれる。
後半は、一般的な矢倉・棒銀四間飛車・美濃囲いなどの「戦法」、詰めの基本を
これまた「こうしたらまずいで」という例を交えて解説してくれる。
なんとも丁寧で、とりあえずネット対戦で圧勝できそうな
気にさせてくれる一品である。




目次
 ルールのおさらい編
  1準備と基本ルール
  2駒の動かし方
  3図面と棋譜の読み方
  4成る、取る、交換する、打つ
  5「王手」「詰み」と反則

 実戦編
  1実戦の心構え
  2初心者の味方—棒銀戦法
  3本格的な囲い—矢倉戦法
  4人気ナンバー1—四間飛車戦法
  5終盤の手筋

 将棋をより楽しむために
  定跡を覚えよう/詰め将棋を解こう/実戦を積もう/プロの棋譜を並べよう
  テレビ、新聞、パソコンを利用しよう/棋友と指そう/子どもに将棋を教えよう
  /ゲームは大人の娯楽

やりなおしの将棋 (岩波アクティブ新書)

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