拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる 関岡英之

遅ればせながら読んでみた。



実は、最近の日本はナメリカ様の都合のいいように注文つけられて
規制緩和させられてるんだぜ。
しかも、進捗管理までさせられて。


ほんでもって阪神淡路大震災の時なんか
どさくさに紛れて、前から決めてたも〜んって、建築基準の法改正しちゃうんだぜ。
(震災直後だから、より厳しい規制にすると思いきや、全く逆に。これはいかんだろう。)


それからそれから、なぜだか日本のマスコミによる報道は皆無だけど
アメリカ大使館のホームページには、堂々と日本語訳までして公表してるんだぜ。
っていう、とんでもない嘘のような本当の話。



あと、著者の経験から、建築基準/会計基準/司法制度の国際化を例に
いかにアメリカを中心としたアングロ・サクソンな連中が
世界を食い物にしているかってのを紹介している。



で、その資料の名前は通称「年次改革要望書」。


噂の2007年度版をちらっと見てみた。
内容は、通信/医療/金融/流通などと多岐に渡る。
NTTに口出したり、無線wifiの促進、空港の拡張、都市部の駐車スペース拡張など
一見よさげなことを書いているように見えるが、
(アメリカ寄りの)標準化&規制緩和によって、(アメリカ企業にとって有利に働くような)競争化を狙っている
と、穿った物の考え方をしなくちゃいけないだろう。
「アメリカの押し付けをそのまま日本で取り入れてもうまくいかないでしょう
だってアメリカでももう一つですやん。」ぐらいの考えで。
(全然ちゃんと読んでないけど。)


日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書


実は、wikiには載ってたりします。
医療については、マイケル・ムーアの「SiCKO」が詳しいとか。
是非みてみよう。
年次改革要望書 - Wikipedia



目次
1 北京・シカゴ枢軸の怪
2 対日圧力の不可解なメカニズム
3 この世はアングロ・サクソンの楽園
4 万人が訴訟する社会へ
5 キョーソーという名の民族宗教

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)