Rubykaigi2010に参加してみた

印象に残ったセッションについて感想やらダラダラ書いてみました。

before Rails 時代のプログラムが如何にして after Rails の世界にたどりついたか

@hsbtさん


hsbtさん(before Rails世代)がesmに入社してから
隣のursmさん(post Rails世代)を観察することで感じた
gapを題材にしたお話。


かいつまむとpost Rails世代は
・ロゴがかっこいい
・全部githubにある
・enumerator / hash / タイプ数を気にする / メタプログラミング
→学ぶための情報はgithubにある


ああ、自分もbefore / afterせねばと感じさせられました。
「after Railsの中で生きる決心tDaiaryのメンテナをやっているモチベーションは?」
という質問に対して
「tDaiaryを使う人が好きだから、tDaiaryを使い続けて欲しい。
tDiaryを継続させたいという気持ちがメンテナを続ける気力です。」という素晴らしい回答。
柔らかい口調で、淡々とお話されていてとても好印象でした。


関連:
RubyKaigi2010 三日目 - HsbtDiary(2010-08-29)
スライド
Rubyist Magazine - Rubyist にできること
github-explorer

Head First ふつうのシステム開発

esmさん主催のajileな開発を生でやるという素敵な試み。
会場は満員で私も一番後ろで床に座りながら見させていただきました。

Pivotal Trackerを使っているのが以外でした。
私は使ったことないのですが、
セッションを見ている限りredmine / trac でもいいような気がしました。
#この辺はよく分かんないや。pivotal trackerが他のITSより優れている点があれば是非知りたいです。


で、開発の方ですがursmさんメインで
すごく自然なTDDっぷりに感心しました。
tappが個人的には収穫でした。
あと、ursmさんのvim環境が知りたいなぁと思っていたら
twitterursm's dotfiles at master - GitHubのurlが流れてたので
後で拝見させていただきたいと思います。


関連:
#RubyKaigi 2010 で「Head First ふつうのシステム開発」という企画をやりました - ヲトナ.backtrace

Cucumberハンズオン

こちらもems主催のハンズオン。
一番の楽しみでしたが、
環境に問題があり(gemのバージョンが古くgettextが落ちてこなかった。。。)、
途中までは何とかついていけてたのですが
後半はrake cucumber無しで先に進めていました。

環境については事前アナウンスがあればなぁという思いですが
ただ資料は素晴らしいです(今後修正を加えて販売してくださるそうです)。
この資料もらえただけでも参加価値はあったんじゃないだろうか。
#なので、後でもっかいやる。

LT

すごい、どれも素晴らしい内容でしたが、個人的には、下記が印象的でした。

MessagePackで多言語間通信 kumofs作成したfuruhashiさん

・jsonの早くて軽いver
・jsonの10倍くらい早い。文字列を多く含むと早い
・messagepac-rpcプロセス間通信可能
・parallel piplining数百台つないでも効率的
・connection poolingもまじめに実装
・事例:Ameba Now リアルタイム検索 / Sedue / kumofs
・標準ライブラリになりたいな〜


関連:
The MessagePack Project

Introducing the Lingo Project Kazuki Matzさん

英文校正ツールの紹介でした。
デモの途中で終わってしまい残念でしたが
書きながら校正してくれるツールで速度も速く
どういう仕組みになってるかとても気になりました。


関連:
Introducing the Lingo Project
RubyKaigiのLTでLingoの紹介をしてきました - スケールするサイトのアーキテクチャ考

parse.yの歩き方 -ワシのRubyは4式まであるぞ- Ando Yasushiさん

Google Waveの人。
クリスマスにはいろんなrubyを作るのはどうかとか
全く意味分かんないけど、X-Ruby、O-Ruby、F-Ruby
とにかく楽しかった。

このコンピュータ書がすごい!! 高橋征義会長 in つくば

高橋さんがおすすめの本を教えてくれる企画で
rubyに詳しい人の意見が聞けて結構参考になった。

あと、どう考えても読者の幅を狭めているこの本ですが、ちょっと読みたくなった。
Amazon.co.jp: 誰でもできるTwitter Botの作り方―人気キャラにつぶやかせる: 鏑家経済研究所: 本

海外に住むRubyistだけど何か質問ある?

パネラーが参加者からの質問に答えていく形式のセッション。

パネラーの皆さん
@fdiary(日本人)日本→フランス
@lchin(中国系オーストラリア人)日本
@vincentisambart(フランス人)フランス→日本
@makoto_inoue(日本人)日本→イギリス

@makoto_inoueは@ujmの代打。
@ujm はvisaの関係で来れなかったらしいです。


月並みだけど、日本は働き過ぎ。
お客さん商売なので、外国はお客さんも休むときは休む。日本はお客さんも休まない。
フランスは5weekの休暇があるとこも。


他国での就職活動についての質問があったが
やはり知人やコネというのが基本のよう。コミュニティ大事。
また、自分を知ってもらうための何かがあると、話が早いなど。まぁ、国内でも同じですね。


関連:
Twitter / Kazuhiko かずひこ: 「外国で暮らすRubyistだけど何か質問ある?」企 ...

LDAP

時間間違えて後半1時間だけの参加となってしまいましたが、
Active LDAP使ってみようと思いました。


関連:
http://d.hatena.ne.jp/tashen/20100901/1283365699

closing

rubykaigi来年で最後ですって!!

他、、、

・見たいセッションが被っていることが何度かあった
・ノベルティ(トートバッグ)すごくいい
・懇親会参加できなくて残念
・とりあえず帰ってruby192入れた
・関係ないけど、たまたま開催されていた、つくばのお祭りも楽しかった(ねぶたスゲー)
・以外とつくばは栄えていた
・参加人数とか収支(赤じゃないよね的な意味で)とか気になる


スタッフの皆さんお疲れさまでした。とても有意義な時間を過ごせたと思います。来年も参加させていただきたいと思います。

追記

2010/09/03画像追加