githubの料金プラン変更について

Introducing unlimited private repositories
で料金プラン変更のアナウンスがありました。
 
一瞬、private repositoryの制限がなくなって素晴らしい!と思ったのですが
よくよく見ると

Personal: $7/month
Organization: $9/user/month, $25/month for your first five users

と記載されています。
private repositoryをたくさん使いたいという要望は
明らかに Personal ユーザではなく Organization ユーザの方が多いでしょう。
 

Organization ユーザを例にすると

旧料金体系では、月額$100で50リポジトリ利用できたのですが、
新料金プランでは、ユーザ数での課金体系になりますので、
月額$100の価格帯とすると約13人までの利用となります。
この規模はスタートアップやごく小さな規模の企業といったところでしょう。
知り合いのスタートアップでリポジトリのやりくりをしている方がいらっしゃったので
そういう方にとっては、いいお話だと思います。
 
一方、数十人〜百人未満の中小企業の場合は、割に合わなくなってきます。
これではEC2で GitBucket や Gitlab を独自運用するか、Bitbucket
などへ switch するのが良さそうです。Bitbucket なら 月額$100、100ユーザ private リポジトリ無制限です。

強制的に新プランへの変更はされませんが、旧プラン廃止決定された時から12か月は
旧プランが利用できるようですが、まぁ何年も維持されないでしょう。

個人的な印象

github はすべての developer のためのものというイメージがあったのですが
OSSコミュニティ、個人ユーザ、お金持ちのユーザ(Enterprise)のためのものというように舵を切った印象があります。