ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
- 作者: エド・キャットムル著,エイミー・ワラス著,石原薫訳
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/10/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書店で手にして、面白そうだったので購入してみました。
最近だとジョン・ラセターが宮崎駿について言及しているのをニュースでみた気がしますし、
「カーズ3」もそろそろ公開なので旬な本かもしれません。
ジョン・ラセターってまだ、現役なんですかね。共同創業者のエド・キャットルムの本なので、彼の話もバンバン出てきます。
長編CGアニメ映画を作るのは、とんでもなく大変だろうと容易に想像はつきますが、
それらを「質」にこだわり続けて作っているPixarについて、生い立ちから、そのためにどうしているか
ということや信条などをトイストーリーやモンスターズインクなど実際の映画をベースにされているのでとても面白いです。
また、スティーブ・ジョブス、ディズニーとの関わりや、そのディズニーを復活させた話なども胸熱でした。
ソフトウェア開発でいう、デスマーチ、見積もり、振り返り、小さなイテレーションのレビュー、というようなこともテーマに上がるので心なしか親近感も持てます。
中でも、何度も具体的に語られている ブレイントラスト
と呼ばれる、「嘲笑ではなく助け合いの精神で提供される指摘」というのは、すべての組織において有用なんだろうと思います。