脳のトリセツ 読了

自分の力を最大限に発揮する!  脳のトリセツ (DO BOOKS)

自分の力を最大限に発揮する! 脳のトリセツ (DO BOOKS)

脳は力の配分ができない内蔵で、大切なことにも、どうでもいいことにも同じように力を使ってしまう。 効率よく脳を使うために「ハーフタスク」という概念で作業内容を調整すると効率よく脳が使えるようにできるよー、というようなことが書かれています。
この辺は、実感としてそうだなぁという気がして、とても興味深いです。
 

「ハーフタスク」とは、作業内容を半分は経験済みにすることで、「つまらない」、「ムリ」と感じさせないようにする調整方法のこと。「つまらない」は、100%経験済みで100%分かりきった課題、「ムリ」は100%結果が読めない課題。 半分を未経験のタスクにすることでワクワクさせ、力を発揮できるようになるとのこと。  
 

その他気になったところ

  • 行動を具体的に言語化すると脳の中にゴールができ、行動しやすくなる
  • メタファー言語
    「〜みたい」と言語化することで行動の制度をあげれる
  • マルチタスクに集中するためにシングルタスクを作って調整する。
    「同じ漫画を何度も読む」など。

第三の嘘(悪童日記 3部作目) 読了

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記の3部作目です。 ふたりの嘘(2部作目)から30年ほど経ったぐらいの時代から始まります。
今作は、リュカとクラウスの視点で悲しい双子の運命が描かれています。
前2編と時間軸としてはリンクし関連していそうな内容なのですが、登場人物などが微妙に異なり、あれどっちが本当なんだ?という感じで少し混乱しますが、読み終えた時に第三の嘘というタイトルから、ああなるほどと理解できます。
ああ、嘘だったのかと。
 
 
とても面白い3部作でした。確かにこれはまた読み返したい。

ふたりの証拠(悪童日記 2部作目) 読了

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記の2部作目です。
1作目で生き別れてになった後の双子の片割れ、リュカの青年期からのお話。
1作目を読まなくても成立していますが、1作目読んだ方が楽しめます。
 
1作目のような短編形式ではありません。双子らしさは残っています。 また、1作目では双子が名前で呼ばれることがありませんでしたが、本作ではリュカという名前で呼ばれ、 1作目で感じた双子の違和感が語り口から無くなっています。
しかし、物語のラストでは、1作目で感じたこの違和感が、やはりそうだったのかという描き方で締められています。
 
ヤスミーヌ、マティアス、クララ、ヴィクトール、愛情と共に描かれているもののそれぞれ悲しい物語が印象的でした。
ああ、次が読みたい。