Arduinoをはじめよう
電子工作やってみたいと思い、1年ぐらい前にキット付き本体と書籍を購入して積読状態でした。
やってみた感想ですが、めちゃくちゃ楽しかったです。
やっぱ、モノが動くのっていいですね。
一方、動かない時のdebugも難しいし、複雑な仕様を考えると色んな制御が必要になるので
ハードの実装は相当大変なんだろうなとも感じました。
- 出版社/メーカー: スイッチサイエンス
- メディア: おもちゃ&ホビー
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Arduinoをはじめよう 第2版 (Make:PROJECTS)
- 作者: Massimo Banzi,船田巧
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チュートリアル
センサの値やコードでデバイスに変化をもたらせるというのは万能感があり、
いちいち楽しいです。全てのチュートリアルで感動しました。
もうちょっと細かく分かれていますが、以下ざっくり紹介。
1. Lチカ
コード書かずに、LED挿しただけでデフォルト点灯するようになったみたいで
結構びっくりしましたが、感動します。
おお、すげー、光ったよ!!
(あと、バウンシングと呼ばれる不完全な接触に対応するためにdelay()関数(10〜50ミリ秒)を入れることを学びます。)
2. プッシュボタンでLEDをコントロール
いよいよブレッドボードとジャンプワイアで電子工作っぽくなります。
押したらLEDが光るだけなのですが、テンション上がります。
3. PWM(パルス幅変調)で明るさを制御
analogWrite() 関数を利用することで明るさを変えることができます。
4. プッシュボタンでPWMをコントロール
続いて、プッシュボタン長押しで、明るさを変更できるようにします。
Example 05 ですが、なぜかこの回路図がなく、いきなり難易度が上がります。
「2」と「3」を合わせたやつなんですが、1時間ほど考えました。
ググって出てくるのは、少し複雑になっているようです。
単純にブレッドボードに合体させると、うまくいきました。
こんな感じ。
5. プッシュボタンの代わりにCdSセンサを使う
手で覆うとLEDが消えるようにします。
というか、光センサ初めて見ましたが、こんなものが1個数十円程度で売ってるんですね。
それだけで、すごい。
6. 色が動的に変わるランプを作成する
RSSの内容を解析し、その結果に応じて、LED3色の色を変更する。
LEDは赤、緑、青の3色で、それぞれ「peace」、「love」、「arduino」の単語数に応じて
それぞれの光の強さが変わる(色が変わる)ランプです。
一気に電子工作っぽくなってきました。
注意事項がいくつかありますので、記載しておきます。
(1) exampleのRSSは存在しない
別のものにするか、とりあえずコードを変更してランプが光るようにする必要があります。
(2) Processingが必要
RSSの解析のところはprocessing用のコードなので
Processingは別途、Installしてprocessing上で実行する必要があります。
Download \ Processing.org
(3) Processing側にimportが必要
以下を追加する必要があります。
import java.net.URL; import java.net.URLConnection; import java.io.BufferedReader; import java.io.InputStreamReader; import java.util.StringTokenizer;
(4) Serial.list() ポート順
サンプルコード内のコメントにも記載がありますが、
ArudinoのポートがSerial.list() の0番目決め打ちで書かれています。
私の環境は1番目でしたので、コードは変更しています。
// String arduinoPort = Serial.list()[0]; String arduinoPort = Serial.list()[1]; // println(arduinoPort); // で確認
(5) Arduino IDEのPortは未選択にしてからProcessingを実行する必要がある
まずは、Arduino IDEの方で、ArduinoにUploadがする必要があります。
その後、Processing実行時に、LEDの色データを送るのですが、
Arduino IDEがPort掴んじゃっているので、未選択にする必要があります。
目次
1.イントロダクション 2.Arduinoの流儀 3.Arduinoプラットフォーム 4.スケッチ入門 5.高度な入力と出力 6.クラウドとの会話 7.トラブルシューティング 付録A ブレッドボード 付録B 抵抗器とコンデンサの値の読み方 付録C 回路図の読み方 Arduino公式リファレンス
今見たら
第3版が出ており、
Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS)
- 作者: Massimo Banzi,Michael Shiloh,船田巧
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/11/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今買うなら、こっちが良いです。
2版との差。
2つの章が追加されたこと。1つは、現実世界のプロジェクトに役立つRTCの使い方、 I2Cによるセンサとの通信、モーター、リレーのコントロールを解説した章、もう1つはArduino Leonardoを解説した章です。