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松岡正剛 多読術 読了

多読術 (ちくまプリマー新書)

多読術 (ちくまプリマー新書)

松岡正剛さんのバックグランドや、読書方法、本というものについて書かれた対談形式の本。
今のところ今年一番かな。
多読に興味がある人、読書が好きな人(最近読んでない人)、松岡正剛という人が気になる人におすすめ。
本や読書との向き合い方が変わった気がします。
 
社会人になってから技術書を読むことが読書の中心になっていましたが
新たにいろんな本を読んでみようという気になりました。
技術書を読む時って、気合いが必要というか、頭や手を動かすことが必要なので
本を読むという行為自体に少し構えたり、疲れていた気がします。
読書をカジュアルなものと捉えたほうが良いと最初に説き、服を着ることやファッションになぞらえています。
また、これまでは、「本をノートし、マッピングする」ことに抵抗がありましたが
今はペンを片手に読むことが楽しくなってきました。
あと、本棚と「3冊の並び(本棚に並べたときの3冊の関係性)」は意識してみたいと思いました。

読書術について

本に書き込むことはもちろん、参考になる方法が記載されています。

  • 目次を見てその本の内容を想像する
  • 自分の気になることがテキストのどの部分に入っているのか、予想しながら読むということ
  • 読書によって読み手は新たな時空に入ったんだという実感を持つこと
  • 速読にとらわれるのがダメ。早食い競争をするようなもの。似た内容のもは早く読める、それが本来の速読術。
掩巻(えんかん):池田草庵の方法
書物を少し読み進んだら、そこで一旦本を閉じて、その内容を追想し、アタマのなかですぐにトレースしていくという方法

読書について

各所で読書や向き合い方についての話があります。

読書というのは一体何をしていることなのか
書いてあることと自分が感じることが「まざる」ということ
読書というのは読む前に何かが始まっていると思ったほうがいい。
多様性を楽しめるかどうか
・教えを請うように読む
・アスリートのように読む
・書くために読む
水たまり
そこを覗くと大きな青い空とか、近くの建物とかが映っている。
小さな池でも、覗く角度で大空も入るわけです。もっと真上から覗くと、自分の顔が映る。
読書は、現場の混乱している思考や表現の流れを整えてくれるものだと確信している

本をプレゼントすること

クリスマスに母からプレゼントしてもらった経験や、薦められた本を読むことの大切さについて
お話しされています。私自身も時々本をプレゼントしたりしますが、
もっともっと流行ればいいのにと思いました。

この本との出会い

以前ここでも書いたのですが、テレビ番組で紹介されていた読書法が面白かったため
松岡さんの著書も読んでみようと思い立ちました。
松岡正剛さんの「想像力を鍛える読書法」 - rochefort's blog
 
オデッサの階段 という、数年前に放送されていた
素晴らしいテレビ番組の最終回もこの人であったことを思い出しました。
なんというかこの人面白いですよね。チームラボの猪子さんが
「コンピュータより100倍面白いっしょ」なんて言っていましたが
本当にそう思います。