2015年に放送されたテレビ番組の完全版の動画です(30分程度)。
とても面白かったです。胡散臭そうな人だなと思っていましたが、印象変わりました。
自身の日本チャンピオンだったにも関わらず稼げなかった過去を通して
価値とは何かを考え、何を実行してきたかということやスポーツのジュニア育成について。
熱があっていい話でした。
自身について
profile
1973年生まれ 42歳
陸上競技・10種競技のもとチャンピオン
2015年8月「世界マスターズ陸上競技選手権(4x100mリレー/40-44歳の部)優勝」
幼少期
兄と二人で育った。
母親がいない。父親はワイルドで別に家庭を持っていた。
学費がなかったため、成績1位なら学費も入学金も全て免除という私学を選んで
6年間1位をとって学んだ。
収入
アスリート時代、100万あるかないか。多くて2百何十万。
現在は2桁up。
スポーツについて
スポーツを極めることはギャンブル
多くのアスリートがスポーツ頑張った人でも
お金を貰ってプロとしてスポーツ選手で活動することがほとんどの選手ができない。
自分の体を思った通りに動かせるようにする
子供の頃、親にビデオカメラでキャッチボールしているのを撮ってもらったら
思っていたフォームと全然違った。
視界から外れたところは、思った通りに動いていない。
それから毎日、すべての関節を思った通りに動かす練習を行った。
陸上競技
25種目あるとして、男女で50種目。
日本選手権50人ずつ出るとすると、出場者は2500人。
国立競技場、満席で50000人ぐらい。
つまり、一人の選手がたった20人を呼べば満席になる。
でも、陸上の日本選手権が満席になるのは、一度も見たことがない。
年に1回しか行われない大会に見にいきたいと思う人が1万人いるかいないか。
一人一人の選手の価値は、「20人」以下。
これが今のスポーツ界の現状。
ジュニア育成の現状
確かにレベルアップしている。
そうじゃない選手が輪をかけて増えている。
誰も見たくないから(お客さんを呼べない)。
中途半端なアスリートを育ててしまっている。
子育て(仮)
高校ぐらいからインドへ行かせ、クリケットをやらせる。
クリケットは、世界で二番目に競技人口が多い。(一番目はサッカー)
トップ選手は、27億稼ぐ。インドの人口12億。
人口が多ければ企業が投資する価値がある。
クリケットの選手はインド人みんな知っている。
視聴率80%。試合は2日ぐらいやる。
広告の効果が非常に高い。
子供の10年間をギャンブルにしないために
- 思った通りに動く体の使い方
- 自分がやっているスポーツがどんな経済価値・社会的かちを持っているのか
というようなことを大人が教えてあげられて、子供と共有できることが本当のジュニア教育。
何が価値を生むか
「人が求める数」である。
人の価値・商品の価値
クオリティではなく、喜んでくれる人の数。
ある芸人に出会ってそれが分かってから、家を借りるのをやめて、西麻布に行って
8年間芸人さんたちが集まるバーに通った。
そして、マスターズでの優勝がyahooのトップニュースになった。
昔は、日本一のクオリティを持っているにも関わらず、一円稼げなかった。
そのために毎日している事
必ず1時間トレーニングする。
知らなかった事を1時間勉強する。